
まず、はじめに申し上げておく。
日本国は民主主義・資本主義社会と言われているが、
それは決して平等を意味するものではないと言うこと。
平等。。。それは「社会主義経済」を意味する。
北朝鮮、中国、ベトナムなどに代表される国々を想像して頂ければ
分かりやすいだろうか。
しかし、国民の自由は奪われ、いろいろな制約が課され、
独裁政権のような国となってしまう。
一方で、資本主義経済は対局に位置する。
それは。。。格差が大きくなっても「自由」ということなのだ。
ゼロサムゲームで勝っても負けても自由。
自由とは、そういう事実も含んだことなのかもしれない。
高度経済成長期を経て、昭和の時代は物質的な豊かさが
そのまま富を表現するような時代であった。
しかし、Windows95に代表されるパーソナル・コンピュータ、
PCが爆発的に普及してから、
次第に人の流れは「現実世界」ではなくなり、
コンピュータ・ネットワーク…
すなわち「情報工学」が作り出す
「仮想空間」へとシフトしてしまった。
「情報工学」による情報化社会となった現在、
昭和の時代に象徴される、目に見える形の物質的な豊かさと言うものでは
個々人の豊かさというものは、かなり分かりにくくなったと思う。
これから、情報化社会から高度情報化社会となりつつある近い将来、
益々、人々の目には見えない形で貧富の差…二極化が進むだろう。
見た目では判断できない二極化。。。
持つ者と持たざる者の差。
物、お金、知識…
いろいろな差があるが、ある程度判断はつく。
しかし、「情報」。
これについてはどうだろうか?
インターネットがこれだけ普及した現在、
情報格差があるワケがないと思われるかもしれないが、
これは確実に存在する。
2006年に世間に明るみになった「村上ファンド」。
メディアで賑わう前に、声を掛けて貰った人は居るだろうか?
まず、世間一般では居ないと思われる。
何せ、一口出資額が最低10億円。。。
(※このヘッジファンドについてはまた後日。)
あと、ゼロサムゲームのルールが変更になった理由のもう一つ。
それは「金融工学」。
この「情報工学」と「金融工学」の出現によって、
1995年〜1997年の間に大きくゼロサムゲームの
ルールが変わってしまったのだ。
ご存知の方も多いと思うが、
1997年、橋本政権の時、「日銀法改正」により
日本銀行が政府から独立してしまった。
これにより、日本銀行は独立して金融政策を実施できるようになった。
日本政府の許可を得ることもなく独断で。。。
取るか取られるかのゼロサムゲーム。。。
そんなものに参加したいとも思わないし、自分には関係ない!と
思われるかもしれないが、そう思っている以上、
取られる側に甘んじてしまうことに注意して欲しい。
このように「資本主義」社会となってしまった以上、
この囚われからは逃げることはできないのだ。
知識武装、理論武装して身を守るしかないのだ。
ここで「ゼロサムゲーム」について触れておこう。
日本に限らず、世界有史以前から、人間は常に「ゼロサムゲーム」の
世界にさらされてきている。
人間vs肉食動物(縄文〜弥生時代)
人間は肉食動物にとってのファストフードでしかなかった。
次第に「火」や「道具」を使えるようになり、力を付け、
肉食動物を狩りできるようになった。
人間vs人間(弥生時代〜戦国時代〜第二次大戦)
毎日食べていくためには、狩りをしなければならない。
しかし、その中で物資は限られてきており、
次第に奪い合うようになっていく。
戦国時代が一番、イメージしやすいかもしれない。
他国の領土を奪って、自国の領土とし、勢力を拡大していく。
その先には戦争と言うことになる。
人間vs人間(昭和の時代〜)
舞台は現実世界から仮想空間へと移る。
人間同士での殺し合いはなくなったものの、
金融工学を利用した、奪い合いが始まっている。
このように地球上では「金融資本主義」において
圧倒的な力を付けた国々が世界を支配している。
アメリカは第二次大戦までは物を生産して経済大国となったが、
今現在は如何だろうか?
物など生産しなくとも、経済を支配することができる。
身体だけを使っていても、頭を使っている勢力には敵わないのだ。
使用する武器が、物から金融へと変わったのだ。
金融工学を活用する上で情報工学は相性が良い。
このように知らないうちに経済格差がついてしまうのである。
少しでも何かの気付きになれば嬉しい。
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「情報工学」においては、皆さんの方が私より詳しいでしょう。
「金融工学」については下記3案件が体系的に取り組めると思います。
参考になさって下さい。
1.松山式投資信託にて、セーフティーネットを構築、信用創造の練習
1.2.3.の順で進んで行くとスムースです。
今は難しいと感じられるかもしれませんが、
少しでも二極化の勝者側へ行けるよう、がんばりましょう!